フトイ(太藺)

カヤツリグサ科 フトイ属
Scirpus tabernaemontani

池や沼等に自生する多年草。横走する匍匐根茎をもつ。有花茎は高さ100〜200cm、横断面は円形。
基部の鞘は薄膜質。苞は1枚で有花茎に続き、花序より短い。
花序は側生し、4〜7本の花序枝をもち、枝端に1〜3個の小穂がつく。
小穂は狭卵形、完熟すると赤褐色を帯び、長さ5〜10cm。雄しべは3個、葯は長さ1.5〜2.3mm。
鱗片は卵形〜狭卵形で長さ2.5〜4mm、 わら色から濃赤褐色しばしば細かい刺がありざらつき、上半分に縁毛がある。痩果は倒卵形、長さ2mm、平滑で光沢がある。柱頭は普通2個。 分布は北海道〜琉球。

西表島  2009.4.26

痩果は倒卵形、灰黒褐色となり、平滑で光沢がある。
刺状花被片は4〜6本、痩果と同長か又はやや長い。
西表島  2014.7.25 ブログはこちら

根茎は横走する。
基部の鞘は薄膜質。
与那国島(左・中)2014.3.24 (右)池間島 2022.5.19 

←鱗片の上半分に縁毛がある。柱頭は2岐。
↓有花茎の横断面は円形。
与那国島 2014.3.24

池間島 2021.3.16

池間島 2021.3.16

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