フモトシダ(麓羊歯)

コバノイシカグマ科 フモトシダ属
Microlepia marginata


山地林下、林縁で見られる常緑性のシダ。葉柄はわら色だが、下半分は単褐色、
全面に毛があり、古い部分は毛の落ちた跡がザラザラする。
葉身は卵状披針形〜卵形。1回羽状復性〜2回羽状深裂、黄緑色〜暗褐色で
単羽状。やや厚めの革質で触るとカサカサした感じがする。
側羽片は25〜30対で狭卵形〜卵状披針形。
分布は本州(秋田県以南)、四国、九州、琉球列島、朝鮮、中国、台湾他。
国頭村 2012.7.18

羽片の先端は尾状。基部は広いくさび形から円形。無柄だが下部の物は短柄がある。
国頭村 2012.7.18(左) 大宜味村 2012.4.14(右)

胞子嚢群は裂片の辺縁近くにつくが、包膜の前縁は葉縁から離れている。
国頭村 2012.7.18

葉裏全面と包膜に毛がある。
大宜味村 2012.6.28
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