エゾヒカゲノカズラ(蝦夷日陰の蔓)


コケシノブ科 ヒカゲノカズラ属
Lycopodium clavatum var. clavatum

ヒカゲノカズラの変種で4倍体型。高地のやや乾いた日当たりの良い環境に生える。
・茎は匍ふくする栄養茎と、直立する胞子茎があり、匍ふく茎は地表面を長く這い、不規則に分岐し、所々から根を下ろす。
・葉は斜上または開出し、線形または線状披針形、先端は尖り、膜質の糸状体をつけ、全縁、緑色〜鮮緑色。
・胞子嚢穂の柄(総梗)は直立し、長さ10c未満m、線形の小さな葉が圧着し、先端に1〜4個の柄の無い胞子嚢穂をつける。 胞子嚢穂は長さ2〜10cm、径3.5〜5mm、円柱状で直立する。
・胞子葉は広卵形、辺縁は膜質、波状に鋸歯がある。胞子表面には網状の模様がある。分布は北海道、本州、四国の高地。
北海道 硫黄山 2014.7.9

匍ふく茎は地表面を長く這い、不規則に分岐し、
所々から根を下ろす。
北海道 硫黄山 2014.7.9

北海道 硫黄山 2014.7.9

トップへ戻る

inserted by FC2 system