エダウチチヂミザサ(枝打縮み笹)

イネ科  チヂミザサ属
Oplismenus undulatifolius

山地の林縁や路傍に生える多年草。稈(茎)は基部で疎らに分岐し、高さ20〜40cm。匍匐し節から根を下ろす。
葉は広披針形、長さ3〜10cm、幅1〜2cm、葉先は鋭く尖り、無毛又はやや有毛。葉の縁が波状になる。 葉の基部は鞘状になり稈を抱く。葉舌は高さ1mm以下、葉鞘は普通無毛だが口部に近い所や葉の基部には疎らな毛がある。
穂状花序は直立、長さ10〜20cm、毛チヂキザサより大型で中軸は無毛、三稜形、6〜10本の枝を斜め上につける。
小穂の先端には粘液のついた紫色の長い針状の芒(毛)が3本あり、動物などにくっついて種子を散布する。
第一包穎(芒が一番長く)、第二包穎、第一小花の護衛に芒がある。第一小花は不稔。
分布は伊豆七島、九州〜琉球、台湾、南アジア。

国頭村 2013.10.22 ブログ

国頭村 2013.10.22

国頭村 2013.9.18

名護市 2021.1.15

第一小花の護衛にも短い芒がある(中)
名護市 2021.1.15

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