ボタンウキクサ(牡丹浮草)

サトイモ科  ボタンウキクサ属
Pistia stratiotes


沼地に生える多年生浮草で匐枝を出して繁殖する。根は束生して分岐せず、繊維状で多数のヒゲ根で覆われている。
葉は半開し、扇状で円頭、長さ3〜10cm、上下両面に軟毛を密布し、葉脈は扇状に出て裏面に突き出し、裏面の基部は しばし、紅色を帯び、数枚重なって束生し、それが 牡丹の花に似ている。
中央部から仏炎包に包まれた肉穂花序を数個つけ、花は緑色で花被がなく長さ10〜12mm。
分布は沖縄島、八重山群島、台湾、他熱帯地方。開花は5〜9月。

今帰仁村 2008.2.23

本来水草として販売されていたものが河川や水溜りで繁殖して、時には水面を埋め尽くしてしまう事があり
その駆除に困る事があるとか。水面に群落を作って繁殖する。水の流れの少ないよどんだ所が多い。
今帰仁村 2008.2.23

北大東島 2010.12.11

西表島 2014.7.25


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