ボロジノニシキソウ(ボロジノ錦草)
オオアガリニシキソウ

トウダイグサ科 ニシキソウ属
Chamaesyce sparrmanni

海岸の岩の上に生える常緑の多年草。根は木質化する。
茎(実際は1節ごとの仮軸分岐が連なったもの)は長く匍匐し、分岐しながら岩の上を這い、長さ20〜100cmになる。
托葉は合着し、横長三角形で長さ1.2〜1.5mm不規則な鋸歯がある。葉は有柄で対性し、卵状楕円形、長さ1.3〜1.7cm、幅約0.7cm、両面無毛。 花序は茎または枝に頂生する集散花序で葉状の苞ををもち、杯状花序は長さ2〜6mmで、総苞は長さ約2.5mm、腺体は小さく4個で花弁状の付属体をもち、白色、 花弁状の付属体は白色、長さ約1mm。
刮ハは広扁球形で3稜あり、長さ、幅も約2.3mm、平滑、無毛。
日本での分布は大東島のみである。その他は東インド、太平洋諸島、マリアナ諸島、オーストラリア。開花は周年。

南大東島 10.12.12

南大東島 10.12.13

ボロジノとは最初にこの島を見つけたロシア戦艦の名前にちなんでがボロジノ島と命名したらしく
この植物の名前もその名残ではないかと思われます。
北大東島 10.12.12

北大東島 10.12.12

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