アワボスゲ  

カヤツリグサ科 ミヤマシラスゲ属
Camellia japonica Carex nipposinica

低地〜低山地の湿った草地に生える多年草。密に叢生、群生する。有花茎の高さは30〜80cm、上部はざらつく。
葉は有花茎と同長かそれより長く、幅3〜7mm。基部の鞘には短い葉身があり、赤紫色。苞は短い鞘がある。
頂小穂は雄性で線形、無柄、側小穂は雌性で円柱形、上部の物はほぼ無柄、下部は有柄。
雄鱗片は淡褐色、鋭尖頭で、鋸歯を持つ長い芒がある。雌鱗片は鮮緑色、鋸歯を持つ長い芒がある。 果胞は雌鱗片より短く、広卵形、長さ3〜3.5mm、稜間に多数脈があり、無毛、嘴は短く口部は2歯、完熟すると開出する。
痩果は緩く果胞に包まれ、倒卵形、長さ2mm。柱頭は3岐する。分布は北海道〜九州。

長崎市 2016.4.15  

基部の鞘は赤紫色。頂小穂は雄性で線形、長さ1.5〜3cm、無柄、側小穂は雌性で円柱形、長さ1.5〜3.5cm、上部の物はほぼ無柄、下部は有柄。
長崎市 2016.4.15

(左・中)長崎市 2016.4.15 (右)2015.5.13

福岡県 2015.5.13

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