石灰岩の山地、岩場に多く生える常緑の高木。樹高は5〜20m。小枝は乾けば黒褐色となり、灰白色の皮目が著しい。
葉は単葉、互生、鋸歯縁、倒卵状長楕円形〜倒卵状楕円形、長さ8〜18cm、先は尾状に伸びて尖り、葉裏は多少青みを帯びる。 雄花序は下垂し、長さ4〜10cm、長さ1.5cm位の葉柄と共に淡褐色の長柔毛を密布する。花は各包に1〜3個、中断して花軸に付く。雄しべは6本。 雌花序は新条の上端付近の葉腋から出て、長さ7〜8mmと短い。 堅果は長楕円形で長さ1.5〜3cm。径0.8〜1.3cm。 分布は奄美、徳之島、沖永良部、沖縄島。開花は4〜5月。 |