アマクサシダ(天草羊歯)

イノモトソウ科 イノモトソウ属 
Pteris dispar


山麓に生える常緑性のシダ。根茎は短く斜上し、葉柄の基部と共に褐色で線形、全縁の鱗片を密につける。
葉柄、中軸は光沢のある赤褐色、葉身は2回羽状深裂で広披針形〜長楕円形。頂羽片は大きく25cmになる事がある。
側羽片は3〜6対あって、羽状深裂、後ろ側が前側よりやや幅広く、前側の裂片の一部が欠ける事がある。
胞子嚢をつけない裂片の辺縁や頂端付近は鋸歯縁。胞子嚢群は裂片の辺縁に沿って長く伸びる。
分布は本州(関東以西の太平洋側)四国、九州、琉球列島、朝鮮、中国、台湾。

名護市 2020.4.19

(左)胞子嚢をつけない裂片の辺縁や頂端付近は鋸歯縁。(中)胞子嚢群は裂片の辺縁に沿って長く伸びる。小脈は2叉分岐で辺縁に達しない。
(左)石川市2020.2.9 (中・右)名護市 2020.4.19

名護市 2020.4.19  

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