林縁や低地の道沿いでみられる落葉高木。高さは10〜15m。葉は互生し、倒楕円形で浅く3裂する、長さ10〜20cm、幅5〜15cm。
新葉は赤色、冬芽は裸芽で褐色の柔毛を布く。花は雌雄異株。 長い柄をもつ円錐花序を枝先に束生、軸には星状毛が密生する。 雄花は各苞腋に数個つき、萼は淡黄色、裂片は3〜4個に裂け長さ3mm程、雄蕊は多数で離生してつき、花糸は長さ3mm程。雌花は少数で 各苞腋に1個ずつつき、萼は2〜3裂し、子房は3〜4室、白色の腺点と紅色の星状毛に覆われ、多数の刺状突起がある。花柱は3〜4個。 室果はやや球形、外面は軟らかい刺をもち、種子はやや球形で黒色。 分布は本州(宮城県、秋田県以西)〜四国、九州、琉球、朝鮮半島、中国、台湾。開花は4〜7月。 |