アカハダクスノキ(赤膚樟)

クスノキ科 アカハダクスノキ属 
Beilschmiedia erythrophloia

樹高10〜20mの常緑高木。樹皮はやや平滑で灰褐色鱗片状に剥がれ、新しい樹皮は暗紅色。
葉は対生、互生、革質で光沢があり、卵形〜長楕円形、無毛で平滑、長さ7〜11cm、幅2.5〜4.5cm、鋭尖頭、基部はくさび形、 主脈、測脈は両面に隆起し、網脈は著しく隆起する。
円錐花序は葉腋に出来、花柄は短い。花は小形で径3〜4mm、花被片は楕円形〜長楕円形、長さ2mm。
果実は楕円形、長さ1.5〜2cm、黒紫色に熟する。国内のアカハダクスノキ属はこの1種のみ。
分布はトカラ列島(悪石)〜琉球、台湾。開花は10〜11月。

名護市 (左)2019.11.3 (右)2019.11.9

熟した果実と花が同月に見られた。
名護市 2019.11.9

(左)円錐花序(蕾)葉は網目模様がはっきりしている。 (右)未熟な果実
名護市 2019.10.27

(右)花は小さく黄色で径3〜4mm、花被片は6個。雄蕊は9個、葯は2室、子房は花柱に向かって次第に細くなり、柱頭は広い。
名護市(左) 2019.11.3 (中・右) 2019.11.3 

花被片の先に線毛と思える毛がみえた。(花は結実が始まっている)
名護市 2019.11.9

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